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7戦争
石の花

石の花 いしのはな

著者
坂口 尚
出版社
講談社
発刊状況
完結
電子書籍化

人間とは何か、自由とは何か

第二次世界大戦時下のユーゴスラビア。部隊に入った少年の葛藤

推薦コメント

第二次世界大戦時のユーゴスラビアを舞台にした作品。侵攻するナチス・ドイツと戦うパルチザン部隊に入るも、人の命を奪うこと、戦争という現実を受け入れてしまうことに葛藤する少年。ドイツとの混血で二重スパイとして生きる道を選ぶ兄。強制収容所で人間を人間として扱わない過酷な環境で労働を強いられる少女。一人ひとりが戦争という強大な運命に翻弄されながらも、必死でもがき苦しみながら生きる姿が交差していく。彼は最後にこう語る。「現実を現実として認めてしまったら、それまでなんだわ」同じ世界大戦でも、ヨーロッパを舞台にしたもの、ましてや旧ユーゴの戦時下の歴史なんて日本人にはなじみが薄い。そんな舞台設定のなかに、戦争とは何か、平和とは何か、人間とは何か、自由とは何か、本質的で普遍的な問いをこれでもかというくらい投げかけてくる。戦争マンガ、歴史マンガであると同時に、一級の哲学的文学作品だ。

本山 勝寛(作家 / 日本財団パラリンピックサポートセンター 広報部・推進戦略部ディレクター)

本山 勝寛
Katsuhiro Motoyama

作家 / 日本財団パラリンピックサポートセンター 広報部・推進戦略部ディレクター

東京大学工学部システム創成学科卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。 日本財団で広報グループ、国際協力グループを経て現職。 同財団で、新規事業「これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~」を立ち上げる。 著書に、『頭が良くなる!マンガ勉強法』(ソフトバンク文庫)、『最強の独学術』(大和書房)、『一生伸び続ける人の学び方』(かんき出版)、『16 倍速勉強法』(光文社)など多数。 BLOGOS ブロガーとして教育やマンガについても政策提言や批評活動を行う。

  • 発刊状況は 2017 年 10 月 1 日時点のものとなります。
  • 小学生から OK はあくまで委員会の判断による目安となります。

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