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2020.02.28

これも学習マンガだ!実行委員会はこのたび、岐阜県の高校図書館司書を対象とした「マンガの図書館利用に関するアンケート」を実施しました。この調査は2019年11月に開催された「岐阜県高等学校教育研究会図書館部会研究大会」内講演の参加者事前課題として行われたものです。

・調査では、88%(56校)の高校図書館で教科・分野を解説する「学習漫画」に加えて一般のマンガも扱われていることがわかりました。また、利用者(生徒)に人気の高いタイトルとして、2018年にTVアニメ化された『はたらく細胞』をはじめ、『ちはやふる』『宇宙兄弟』『聲の形』などの「これも学習マンガだ!」選出作品が多く挙げられています。

Q.お勤めの図書館ではどんなマンガを置いていますか?

Q.特に人気の高いタイトルを教えてください。

・適正と感じる(「多い」「少ない」がほぼ同程度である)導入数は61~100タイトルで、57%の学校が導入数が少ないとしています。

Q.マンガを何タイトル(シリーズ)くらい置いていますか?
それは多いと感じますか? 少ない(もっと増やしたい)と感じますか?

  

・77%の学校が「マンガによって図書館の利用が増えている」と考え、53%の学校が「マンガをきっかけとして、マンガ以外の一般書も利用されている」という実感を得ていることも明らかになりました。

Q.マンガがあることで、図書館の利用が増えていると思いますか?

Q.マンガをきっかけとして、一般書にも興味を持つ利用者はいますか?

・さらに、高校図書館でマンガを取り扱うことの有用性として「図書館」という場のハードルを下げること、広い意味で多くの「学び」のきっかけになることなどが、一方で課題として利用マナーの啓発や、マンガ導入について教員から理解を得ることの必要性などが挙がっています。

Q.マンガを高校図書館に置くことの有用性はどこにあると思いますか?

(自由回答抜粋)
・生徒に「この図書館は自分たちのための場所だ」と思ってもらえる。
・現在のマンガは非常に多岐にわたる分野を扱っているので、職業紹介や人権教育、平和教育の一助になると思う。
・芸術性が高く、図書館資料として価値がある。  ほか

Q.一方で、マンガを高校図書館に置くことの弊害(課題)は何だと思いますか?

(自由回答抜粋)
・長期延滞や又貸しが増える。
・「マンガは本ではない」という考えの教員もおり、理解を求める必要がある。
・どのタイトルをどこまで入れるかが悩ましい。
・名著をマンガ化したものだけを読んで満足されてしまう。できれば原作も読んでほしい。 ほか

詳細は、PDF資料をご覧ください。
PDF【これも学習マンガだ!】マンガの図書館利用に関するアンケート