© 荒川弘 / 小学館
命を食べるということ
食事が食卓に並ぶまでを学ぶ、農業高校酪農科ライフ
農業高校の酪農科が舞台の本作。高等専門学校での学生生活のことがよくわかり、今現在、中学生で進路を検討している人は特に参考になるだろう。専門領域を定めた高校(高等専門学校)では、入学の時点で既に将来やりたい事が決まっている人がほとんどだ。しかし、主人公は進路を決めかねている。周囲の多くが進路を決めている中で、自分だけが決まらない、やりたいことを見つけられない、そんな人は、主人公が前向きにいろんな可能性を探す姿に勇気づけられるかもしれない。また、この作品を読むと酪農についての理解が深まる。自分が今食べているものについて、それがどういう風に食卓までくるのかを知り、命を食べるということを考えるきっかけになるだろう。食に興味がある人にもおすすめしたい作品だ。
みなさんのご意見、ご感想をTwitterでお待ちしています。
推薦コメント
農業高校の酪農科が舞台の本作。高等専門学校での学生生活のことがよくわかり、今現在、中学生で進路を検討している人は特に参考になるだろう。専門領域を定めた高校(高等専門学校)では、入学の時点で既に将来やりたい事が決まっている人がほとんどだ。しかし、主人公は進路を決めかねている。周囲の多くが進路を決めている中で、自分だけが決まらない、やりたいことを見つけられない、そんな人は、主人公が前向きにいろんな可能性を探す姿に勇気づけられるかもしれない。また、この作品を読むと酪農についての理解が深まる。自分が今食べているものについて、それがどういう風に食卓までくるのかを知り、命を食べるということを考えるきっかけになるだろう。食に興味がある人にもおすすめしたい作品だ。
山内 康裕(一般社団法人マンガナイト/レインボーバード合同会社 代表)