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胚培養士ミズイロ

胚培養士ミズイロ はいばいようしみずいろ

著者
おかざき真里
発刊状況
未完

命が生まれる奇跡を知る物語

推薦コメント

日本の出生率は年々低下し、少子化対策が社会の大きな課題となっています。そんな現状の中で、『胚培養士ミズイロ』は、「14人に1人。日本では体外受精で生まれている。」という衝撃的な言葉とともに物語をスタートさせます。 多くの人は、愛し合い、結ばれ、自然に子どもを授かることを「当たり前」と思っているかもしれません。しかし、この作品を読むと、命が生まれるまでにはさまざまな環境や身体的な要因が関わっており、そのすべてが奇跡の連続であることに気づかされます。 作中では、命の誕生を支える「胚培養士」という専門職の視点から、不妊治療や体外受精の現実が丁寧に描かれています。受精についての知識を学ぶだけでなく、命を扱う仕事に向き合う人々の想いにも触れることができます。 「命が生まれるとはどういうことか?」――この問いに向き合うために、これから大人になっていくすべての若者に読んでほしい作品です。きっと、生きることの尊さを深く感じられるはずです。

山内 康裕(一般社団法人マンガナイト/レインボーバード合同会社 代表)

  • 発刊状況は2025年3月31日時点のものとなります。

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