MENU
約束のネバーランド

©白井カイウ・出水ぽすか/集英社

約束のネバーランド やくそくのねばーらんど

小学生からOK
著者
白井カイウ/出水ぽすか
出版社
集英社
発刊状況
完結

レールがない世の中をどう生きるか

主人公たちの違った行動や言動が、これからの世界を生きていくヒントになる

推薦コメント

舞台は親のいない子どもたちが集まる孤児院「グレイス=フィールドハウス」。物語が始まった壁に囲われた一見幸福にも見える「内側だけのつかの間の平和」という環境は、学校や家庭などのある意味で平和な内側の環境にいながらも、その枠組みからインターネットやSNSを介し容易に外に出ることができ、複数の社会に接続できる今の子供の状況と近いとも言える。外に出れば不安な世界が広まり、不確実性が増す、けれども夢や希望もある、そんな世の中が待っている。主人公たちの違った行動や言動が、これからの世界を生きていくヒントになるだろう。憧れ、差別、共存……レールがない世界でどうやって判断をするのかを学べ、「外側に出る」勇気を持てる作品だ。

山内 康裕(一般社団法人マンガナイト/レインボーバード合同会社 代表)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

同じ「2 生命と世界」カテゴリ