「あるべき」と「ありたい」の間
カツオ漁という仕事や人間関係を通じて成長する男の記録
「男」というものは「こうあるべき」というのと「こうありたいものだ」の間には実は大きな開きがある。「こうあるべき」には、回り道を許さない固さがある。「こうありたいものだ」は、本当は繊細で弱い男の本質を自覚しながら、一生懸命自分を育てようとする男の一途さがある。本作主人公順平はカツオ船での仕事や、女との付き合い方や、周囲の人間関係を通じて「こうあるべき」と自分に課しながら「こうありたいものだ」とあがいている。見事な男の成長記録であるとともに、カツオ漁を知る楽しみも満たしてくれる。
みなさんのご意見、ご感想をTwitterでお待ちしています。
推薦コメント
「男」というものは「こうあるべき」というのと「こうありたいものだ」の間には実は大きな開きがある。「こうあるべき」には、回り道を許さない固さがある。「こうありたいものだ」は、本当は繊細で弱い男の本質を自覚しながら、一生懸命自分を育てようとする男の一途さがある。本作主人公順平はカツオ船での仕事や、女との付き合い方や、周囲の人間関係を通じて「こうあるべき」と自分に課しながら「こうありたいものだ」とあがいている。見事な男の成長記録であるとともに、カツオ漁を知る楽しみも満たしてくれる。
里中 満智子(マンガ家 / マンガジャパン代表)