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高度なスポーツ“車椅子バスケ”の魅力
障害と向き合い、勝利を目指す姿は何よりもカッコイイ
40歳以下の日本人で、「スラムダンク」を知らない人はいないだろう。私の世代も、これによって学校に一大バスケブームが巻き起こった。その著者である井上雄彦さんが、今度は車椅子バスケの世界を描いた作品。車椅子?障害者?福祉のマンガ?そう思った人は、見事に固定概念を覆させられるだろう。バスケに車椅子という「メカ」ともう一つの「テクニック」を組み合わせた高度なスポーツだ。そのことを迫力満点の画力で感じさせてくれる。そして、何よりもかっこいい。スポーツで勝利を目指す姿。障害という現実に向き合おうとする姿。そして、その過程で葛藤し悩む姿は、障害だろうが何だろうが、人間なら誰もが共通して通る道なのではと感じさせられる。まさに、「リアル」の世界に引き込まれる。2020年には東京パラリンピックも開催され、車椅子バスケも競技の一つだ。障害者スポーツという新しい世界、もう一つの魅力的なスポーツを知る機会にもなる。その学びによって、世界がより深く、より豊かに見えてくるはずだ。
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推薦コメント
40歳以下の日本人で、「スラムダンク」を知らない人はいないだろう。私の世代も、これによって学校に一大バスケブームが巻き起こった。その著者である井上雄彦さんが、今度は車椅子バスケの世界を描いた作品。車椅子?障害者?福祉のマンガ?そう思った人は、見事に固定概念を覆させられるだろう。バスケに車椅子という「メカ」ともう一つの「テクニック」を組み合わせた高度なスポーツだ。そのことを迫力満点の画力で感じさせてくれる。そして、何よりもかっこいい。スポーツで勝利を目指す姿。障害という現実に向き合おうとする姿。そして、その過程で葛藤し悩む姿は、障害だろうが何だろうが、人間なら誰もが共通して通る道なのではと感じさせられる。まさに、「リアル」の世界に引き込まれる。2020年には東京パラリンピックも開催され、車椅子バスケも競技の一つだ。障害者スポーツという新しい世界、もう一つの魅力的なスポーツを知る機会にもなる。その学びによって、世界がより深く、より豊かに見えてくるはずだ。
本山 勝寛( 作家 / 日本財団 子どもの貧困対策チーム チームリーダー)