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ブルーピリオド

ブルーピリオド ぶるーぴりおど

小学生からOK
著者
山口つばさ
出版社
講談社
発刊状況
未完

絵を描くことに魅せられた男子の「東京芸大一直線」

人気者のイケメンが、自分を見つめ、悩みながらも歩んでいく

推薦コメント

絵を描くことに魅せられた男子の「東京芸大一直線」。成績は抜群、遊びも派手で、高校生ながら酒もタバコもやる人気者イケメン。でも内実は空虚。そんな主人公が一枚の絵に心を奪われ、ぐいぐい美術の世界に引き込まれる。思い描いていたのとは異なる進路に挑戦する。無論、楽しい。学ぶことばかりだ。できなかった表現がだんだんできていく。そして、苦しむ。もがく。絵画はひとりぼっちだ。でもぐるりと辺りを見回して気づくものもある。友だち、ライバル、先生、交わるから身につくものもある。一次試験で表現する自画像の二面性が主人公をよく表している。不良と優等生、努力家と臆病者、ロマンティストとリアリスト。だけど決して主人公は特殊ではない。誰もが多面性を併せ持ち、進路だって単線ではない。芸術にしろ、勉強にしろ、スポーツにしろ、自分を見つめて、自分の道を決め、悩みながら歩む。みんなが経ていく道だ。自分の進路を考えるテキスト。

中村 伊知哉(iU学長)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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