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映像研には手を出すな!

©大童澄瞳/小学館

映像研には手を出すな! えいぞうけんにはてをだすな

小学生からOK
著者
大童 澄瞳
出版社
小学館
発刊状況
未完

女子高生のアニメ制作部活闘魂記

親や学校とせめぎあいながら、夢をアニメに実装すべく奮闘する

推薦コメント

女子高生の部活闘魂記であり、アニメの創作日記であり、空想+妄想のメカSF。その三様のミックスが魅力である。空想力と作画力に秀でているがコミュニケーションに若干の難がある子。同じく作画力があり、華がある読者モデルでセレブであるゆえに悩む子。ビジネスだけに興味があるプロデューサ気質の子。オタク世界をあえて三様の女子に担わせた。2050年の設定ながら、バラックの部室に銭湯に、「あっとおどろくタメゴロー」など昭和のセリフ。妄想とアニメに登場するのも、プロペラ、チェーンソー、キャタピラ、ロボットなど油臭いメカばかり。それは、いつでもあり、どこでもある。悪者やイヤな大人がいるわけではない。大事件が起きるわけでもない。それでも親や学校とせめぎあいながら、彼女たちは夢をアニメに実装すべく奮闘する。緻密なメカと壮大な妄想を現実空間に融合させる独特の作風を見事に映像化した湯浅政明監督のアニメ版も秀逸。

中村 伊知哉(iU学長)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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