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ましろ日

ましろ日 ましろび

小学生からOK
著者
香川まさひと/若狭 星
出版社
小学館
発刊状況
完結

歩く、走ることの喜び

ブラインドマラソンと出会い、信頼関係を築きながら再び走り出す

推薦コメント

歩くこと、そして走ることは生命として生まれたの最初の喜びのひとつだろう。本作の主人公はある時、不幸な事故により両目の視力を失ってしまう。目が見えなくなり、歩く、走ることの怖さを知り、それまで当たり前だったことが恐怖の対象になってしまった。そんな彼が、ブラインドマラソンと出会い、絶望を希望に変えていく物語だ。ブラインドマラソンは、強い信頼関係がないとできないもの。相手に委ねることのハードルがあるが、そこを乗り越えていく様子が描かれている。目が見えなくなることは、日常の生活からは、なかなか想像がつきにくい。しかし、それは「かわいそう」というものではない。個性としてして描き、読んだ人に目が見えなくなるのはどういうことなのか、実感を持たせてくれる作品だ。

山内 康裕(一般社団法人マンガナイト/レインボーバード合同会社 代表)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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