お～い！竜馬 お～い！りょうま

熱い。とにかく泣く。竜馬が。武市半平太が。吉田松陰が。高杉晋作が。そして、読んでいると、自分自身もつい幕末の世界に入り込み、もらい泣きしてしまう。新しく知る世界に純粋に興奮し、すごい人間に出会うとすぐに感銘を受けて友達になり、弟子になってしまう。幼少期は泣き虫でバカにされても、いつの間にか若くして日本の歴史を変えてしまうくらい大きな人物になってしまう。そんな竜馬や魅力的な若者たちが織りなす、150年前の日本を舞台にした、命を懸けた青春ドラマ。　　私は高校時代にこのマンガを読み、その後、司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』を読んで、人生が変わった。初めて、自分の意思で本を読むようになった。学ぶことが好きになった。そして、歴史を見る目が変わり、マンガも本も含めて読書への愛情が変わり、人生観が変わった。すべての若者に読んでほしい。そして、竜馬と一緒に笑い、悩み、泣いてほしい。150年前の日本と世界に思いを馳せ、明日の日本と世界について思い巡らせてほしい。