「槍よりお茶が好き」な武将?!
戦国時代、自分の趣味によって出世した古田織部の物語
戦国時代の武士が身に付ける鎧兜が、変な形をしていること、不思議に思ったことはありませんか?江戸時代の少し前、長く続いた戦国時代の終わり頃、戦うことが仕事であった武士達が、命をかけて楽しんだ趣味がありました。それが「数寄」(すき)です。数寄とは茶道や服、鎧兜、住む家や建物、庭など「風流」であることを楽しむものです。今で言えば「オシャレ」だったり「カッコいい」ことを楽しむというところでしょうか。中でも茶道に使う茶器、つまりお茶碗やお皿の中には、武士達が命を賭けて争ったお城一つと、同じ価値があるものがあったといわれています。『へうげもの』は、織田信長や豊臣秀吉が活躍した時代に、数寄に命をかけ、茶道具一つでお城をもらうまで大出世した古田織部(おりべ)が主人公です。戦が続く中、織部はどうやって自分の趣味で出世したのか?他人と違う生き方を貫き通した不思議な男の人生は、先の見えない現代の日本に住む私たちに、今と違う生き方を教えてくれるのかもしれません。
推薦コメント
戦国時代の武士が身に付ける鎧兜が、変な形をしていること、不思議に思ったことはありませんか?江戸時代の少し前、長く続いた戦国時代の終わり頃、戦うことが仕事であった武士達が、命をかけて楽しんだ趣味がありました。それが「数寄」(すき)です。数寄とは茶道や服、鎧兜、住む家や建物、庭など「風流」であることを楽しむものです。今で言えば「オシャレ」だったり「カッコいい」ことを楽しむというところでしょうか。中でも茶道に使う茶器、つまりお茶碗やお皿の中には、武士達が命を賭けて争ったお城一つと、同じ価値があるものがあったといわれています。『へうげもの』は、織田信長や豊臣秀吉が活躍した時代に、数寄に命をかけ、茶道具一つでお城をもらうまで大出世した古田織部(おりべ)が主人公です。戦が続く中、織部はどうやって自分の趣味で出世したのか?他人と違う生き方を貫き通した不思議な男の人生は、先の見えない現代の日本に住む私たちに、今と違う生き方を教えてくれるのかもしれません。
菊池 健(マスケット合同会社代表)