国語の「音読」が楽しくなる!
何度も何度も言葉と向き合う“朗読”の奥深い世界
本を読むことをテーマにした作品は他にもあるが、朗読の世界を描いたものはいままでなかったのではないか。朗読が、技術の積み重ねのある論理的なひとつの文化なのだということが、この作品を読むとよくわかる。作者は朗読の世界をマンガで表現するために、言葉の主体によってセリフの字体を変えるなど、様々な工夫をしている。 言葉と向き合う世界の奥深さや、知的な喜びを存分に感じることができる作品。国語の授業での「音読」の時間が楽しくもなるだろう。まさに「世界発見」の名にふさわしい作品だ。
推薦コメント
本を読むことをテーマにした作品は他にもあるが、朗読の世界を描いたものはいままでなかったのではないか。朗読が、技術の積み重ねのある論理的なひとつの文化なのだということが、この作品を読むとよくわかる。作者は朗読の世界をマンガで表現するために、言葉の主体によってセリフの字体を変えるなど、様々な工夫をしている。 言葉と向き合う世界の奥深さや、知的な喜びを存分に感じることができる作品。国語の授業での「音読」の時間が楽しくもなるだろう。まさに「世界発見」の名にふさわしい作品だ。
ヤマダ トモコ(マンガ研究者 / 米沢嘉博記念図書館)