©さいとう・たかを/講談社
「戦後日本」ができあがるまで
終戦から1980年代までの政権の歴史を人間ドラマでたどる
戦後の吉田茂内閣から1980年代の鈴木善幸内閣までの権力闘争を描いた政治マンガ。日本の現体制をつくってきた戦後政治史の流れを追体験させてくれる。名著『小説吉田学校』を原作に、劇画界の巨匠さいとう・たかをらが描く、人物描写の無骨さが政治の世界のリアリティを感じさせる。日米安保や高度経済成長など、各政権のエポックメイキングな政治事件を扱うノンフィクションを軸としながら、リアルな人間ドラマが描かれている。まるで歴史大河ドラマをみるように、楽しく読み進められる。 私自身はこのマンガがきっかけで政治に関心が持てた。政治の入門書としてもってこいの作品。
推薦コメント
戦後の吉田茂内閣から1980年代の鈴木善幸内閣までの権力闘争を描いた政治マンガ。日本の現体制をつくってきた戦後政治史の流れを追体験させてくれる。名著『小説吉田学校』を原作に、劇画界の巨匠さいとう・たかをらが描く、人物描写の無骨さが政治の世界のリアリティを感じさせる。日米安保や高度経済成長など、各政権のエポックメイキングな政治事件を扱うノンフィクションを軸としながら、リアルな人間ドラマが描かれている。まるで歴史大河ドラマをみるように、楽しく読み進められる。 私自身はこのマンガがきっかけで政治に関心が持てた。政治の入門書としてもってこいの作品。
本山 勝寛( 作家 / 日本財団 子どもの貧困対策チーム チームリーダー)