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ブッダ

ブッダ ぶっだ

小学生からOK
著者
手塚治虫
出版社
潮出版社
発刊状況
完結

お釈迦様もいろいろ悩んでいた

仏教の開祖の生涯を、人間たちのドラマとして味わう

推薦コメント

日本は、「宗教」を身近に感じにくい国だ。法事の流儀が「仏教」にもとづいていることはなんとなく知っていても、その「仏教」はどんな人が、どんなふうに生き、何を考えることで生まれたものなのか、知っている人は少ない。でも、長い歴史の中で人類がずっと魅了され続けるような思想を生み出した人がどんな人物だったのかは、知っておくに値する知識ではないだろうか。『ブッダ』は仏教の開祖ゴータマ・ブッダの生涯を描いた作品だが、それを人間ドラマとして読むことができるところが面白い。絶対的な聖人だったように思ってしまいそうなブッダが、さまざまなことに悩み、苦しみながら思想を追求する過程が描かれているのだ。世界の思想の一端を形作った人物も、普通の人と同じように悩みながら生きていたのかもしれない、と思わせてくれる作品だ。

佐渡島 庸平(株式会社コルク 代表取締役)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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