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響~小説家になる方法~

響~小説家になる方法~ ひびき〜しょうせつかになるほうほう〜

著者
柳本 光晴
出版社
小学館
発刊状況
完結

小説界のJKヒーロー

天才女子高生が周囲を巻き込みながら小説家デビューを目指す

推薦コメント

お笑いタレントの又吉直樹さんが書いた『火花』という作品が、芥川賞を受賞して注目されたことを覚えてますか?漫画の世界では、毎年話題のヒット作品が出続けますが、実は小説の世界、中でも「純文学」という分野では、大きなヒットがなかなか出ない時代が続いたのです。『響』は、鮎食響(あくいひびき)という、純文学の天才女子高生が、あまりにも天才過ぎて周囲の大人たち、仲間達を大きく巻き込んでいくお話です。同じ高校に通う大ヒット小説家の娘リカや、小説家を目指す若い作家、既に芥川賞を取ったプロ作家など、本人にそのつもりがないのに、なぎ倒していきます。作品の中に、昔ながらの純文学の世界とは違う表現も見られますが、現代の世界に本当にいそうな女子高生ヒーローが、小説の世界に現れたらどうなるか?文章の世界に興味のある方にはおすすめです。

菊池 健(マスケット合同会社代表)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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