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2生命と世界
銀河の死なない子供たちへ

銀河の死なない子供たちへ ぎんがのしなないこどもたちへ

小学生から OK

著者
施川 ユウキ
出版社
KADOKAWA
発刊状況
完結
電子書籍化

生とは、死とは。永遠とは、一瞬とは。

人類が滅んだ未来で、無限の時間を生きる子どもたちを描く

推薦コメント

人類が滅んだ未来で無限の時間を生きる子どもたち。ラップ好きの無邪気な姉と、読書好きの内向的な弟。そして同じく不老不死のママ。姉は自然、弟は文明、ママは神を表しているようだ。「1万年前、私はこの未来を見ている」「1万年後も私はきっと同じ星空を見ている」という冒頭から、悠久の時間が描写される。時間が無限にあるということは、何でもいくらでも探求できて、どこへ行っても戻ってこられる。死ぬという究極の恐怖から免れている。それだけに、身近な命が失われることが唯一の危機となる。ペットの生は彼らから見れば一瞬で、しかしその死は愛の欠如となってずしんと永遠に残る。空からやってきた人間の子を育て、やがて死ぬ。不老不死を拒否して死ぬ。それを機に姉は人間となることを求めて、つまり死を求めて、ドキドキワクワクと旅立つ。生とは、死とは。永遠とは、一瞬とは。ユルい絵柄のキャラゆえに、入り込みやすく、深く考えさせられる。

中村 伊知哉(iU学長)

中村 伊知哉
Ichiya Nakamura

iU学長

1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。1998年 MITメディアラボ客員教授。2002年 スタンフォード日本センター研究所長。2006年 慶應義塾大学教授。2020年4月よりiU(情報経営イノベーション専門職大学)学長。内閣府知的財産戦略本部、文化審議会著作権分科会小委などの委員を務める。CiP協議会理事長、吉本興業ホールディングス社外取締役、理化学研究所AIPセンターコーディネーター、東京大学客員研究員、慶應義塾大学特別招聘教授などを兼務。著書に『超ヒマ社会をつくる』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略〜ソフトパワーと日本再興〜』(角川EPUB選書)、など多数。

  • 発刊状況は 2020 年 10 月 1 日時点のものとなります。
  • 小学生から OK はあくまで委員会の判断による目安となります。

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