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11多様性
聲の形

聲の形 こえのかたち

小学生から OK

著者
大今 良時
出版社
講談社
発刊状況
完結

心の“耳”をすましてみよう

言葉にならないものにこそ 本当に大切なコトが隠れてる

推薦コメント

「いじめはいけない」「障害者を差別してはいけない」――学校でも社会でもよく聞かされる。果たして、私たちは本当にその意味を考え、噛みしめているのだろうか?何か特別なものとして、特別に用意された場所に置いておけばよいと思っていないだろうか?本作品は、耳が聞こえない子をいじめて転校させた主人公が、逆にクラスでいじめられるようになり人生が変わってしまうというストーリーだ。「あの時は傷つけ合うことでしかこえを伝えられなかった」、その過去の後悔に向き合い、自分がいじめてしまった子にもう一度会いに行くことで、自分自身にも向き会おうとする葛藤と変化を描いている。人が人を知ろうとすること。人の心の声を聞こうとすること。自分の心の声を聞こうとすること。その難しさと尊さを考えさせてくれる。私たちは、声が聞こえていれば、すべてを知っているのだろうか?自分の本当の声にすら、耳を傾けられていないのではないだろうか?作中には、手話のシーンがよく出てくる。そして、筆談。メール。手紙。プレゼント。行動。様々な表情。一つ一つに「聲の形」があって、お互いに向き合って、心を傾け合うことで、ようやく本当の「こえ」を伝え合うことが可能なのかもしれない。主人公は、「聞こえない世界」を知ろうとする過程で、これまで自分が聞こうとしてこなかった本当の「こえ」に出会う。私たちは、大切な人の「こえ」をきいているだろうか?

本山 勝寛(作家 / 日本財団パラリンピックサポートセンター 広報部ディレクター)

本山 勝寛
Katsuhiro Motoyama

作家 / 日本財団パラリンピックサポートセンター 広報部ディレクター

東京大学工学部システム創成学科卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。日本財団で広報グループ、国際協力グループを経て現職。同財団で、新規事業「これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~」を立ち上げる。著書に、『マンガで鍛える読書力』(サン マーク出版)、『頭が良くなる!マンガ勉強法』(ソフトバンク文庫)、『一生伸び続ける人の学び方』(かんき出版)、『16 倍速勉強法』(光文社)など多数。BLOGOS ブロガーとして教育やマンガについても政策提言や批評活動を行う。

  • 発刊状況は 2015 年 8 月 1 日時点のものとなります。
  • 小学生から OK はあくまで委員会の判断による目安となります。

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