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月に吠えらんねえ

月に吠えらんねえ つきにほえらんねえ

著者
清家 雪子
出版社
講談社
発刊状況
完結

詩歌俳句の“真の二次創作”

萩原朔太郎らの名作を独自の世界観で描いたダークファンタジー

推薦コメント

詩人たちが住む近代日本的な雰囲気の架空の街・□(シカク=詩歌句)街。萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、与謝野晶子、斎藤茂吉、若山牧水、高浜虚子、石川啄木、立原道造、中原中也、高村光太郎、正岡子規らをイメージしたキャラクターたちが跋扈(ばっこ)し、彼らが生み出した現代詩歌俳句の名作を原作者の想像力を加えた世界観で描いたダークファンタジーだ。詩歌俳句の名作の裏側に隠された淫靡(いんび)で狂気もはらんだ世界観、創作者としての欲望や絶望などを原作者が“真の二次創作”といえる手法で描き出した。近代の詩歌俳句の解釈や奥深い世界に触れることができ、また二次創作の手法の一つのお手本にもなりえる作品。

細田 尚子(株式会社 MANTAN 元総編集長)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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