科学って、深くて、身近だ
工科医大の男子学生たちが繰り出すマジメでおバカな実験の数々
これ「は」学習マンガだ。工科医大の奇妙な男子学生たちが科学実験を繰り返す。食堂のおねえさんに恋したコミュ障の理系学生の想いを成就させるために。実験がマジメでおバカだ。光るイカでクリスマスツリーを飾る。安いトリ肉を高級地鶏に変化させる。ビールを蒸留してウィスキーを作る。その間、ラザフォード、ラボアジェ、ベルヌーイら科学者の実績と歴史が次々に挿入される。否応なしに読者は科学を学んでしまう。PC を作るというと、組み立てるのではなく、トランジスタから作る、と考えてしまう人々。結婚の祝儀は割れない数=素数がいいから、29989 円か 30011 円。東大、東工大、大阪大らの研究室に入り浸って作者が得た、そんな理系あるあるのセリフが随所に現われる。「3.14といえば」「円周率!」「違う!リア充にとってはホワイトデーだ!」というセリフには笑った。科学って、深くて、身近だ。
推薦コメント
これ「は」学習マンガだ。工科医大の奇妙な男子学生たちが科学実験を繰り返す。食堂のおねえさんに恋したコミュ障の理系学生の想いを成就させるために。実験がマジメでおバカだ。光るイカでクリスマスツリーを飾る。安いトリ肉を高級地鶏に変化させる。ビールを蒸留してウィスキーを作る。その間、ラザフォード、ラボアジェ、ベルヌーイら科学者の実績と歴史が次々に挿入される。否応なしに読者は科学を学んでしまう。PC を作るというと、組み立てるのではなく、トランジスタから作る、と考えてしまう人々。結婚の祝儀は割れない数=素数がいいから、29989 円か 30011 円。東大、東工大、大阪大らの研究室に入り浸って作者が得た、そんな理系あるあるのセリフが随所に現われる。「3.14といえば」「円周率!」「違う!リア充にとってはホワイトデーだ!」というセリフには笑った。科学って、深くて、身近だ。
中村 伊知哉(iU学長)