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プロジェクト概要

「これも学習マンガだ!」は、2015年度からスタートした新しい世界を発見できるマンガや学びにつながるマンガを選出・発表し作品を国内外の読者に届ける事業です。マンガの持つ「楽しさ」「分かりやすさ」「共感力」に着目し、社会をより良いものにしていくことを目的としています。マンガを通じて、「楽しみながら学ぶこと(=edutainment)」を継続的に推進していきます。

edutainment とは?
education(教育)+ entertainment(娯楽)を合わせた言葉。

里中先生からのメッセージ

日本には「学習マンガ」というジャンルがあります。「学習マンガ」とは一般に学校で習う教科の理解を助け、マンガという読みやすいかたちで知識を深める作品群の事です。マンガというとドラマ性豊かなストーリーマンガばかりに光があたりがちですが、「学習マンガ」もまた日本が誇る文化のひとつでしょう。けれども一見「学習マンガ」とは思えないストーリーマンガの中にも、まさに「学習」すべき知恵と知識がぎっしり詰まった秀作がたくさんあります。「これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~」では、私たちが日々エンターテイメントとして読み親しんでいるマンガの中から「ドラマを味わいながら知らず知らずのうちに知識が広がり、多方面への理解が深まる作品」を「これも学習マンガだ!」の「も」に力をこめて推薦しています。2015 年に 100 作品、2016 年に追加で 50 作品、合計で 150 のジャンル、レベルもさまざまな作品を選びました。日本のマンガはある意味全ての作品が「学習マンガ」でもあります。その中から作品を選ぶのは難しい作業でしたが、これまでと違う視点で改めて作品の奥行きに気づいていただけることを願っています。そして是非、お子さんも、大人の方も良質なマンガをたくさん読んでいただければと願っています。(里中満智子)

里中満智子先生

選定風景

  • 選書委員長

  • 里中 満智子
    Machiko Satonaka

    マンガ家 / マンガジャパン代表

    1948 年1 月 24日大阪生まれ。1964 年(高校 2 年生)に『ピアの肖像』で第 1 回講談社新人漫画賞受賞。代表作に『あした輝く』『アリエスの乙女たち』『海のオーロラ』 『あすなろ坂』『狩人の星座』『天上の虹』 など多数。2006 年に全作品及び文化活動に対し文部科学大臣賞、2010 年文化庁長官表彰、2013 年度古事記出版大賞太安万侶賞(『マンガ古典文学 古事記』)、2014 年外務大臣表彰。公益社団法人日本漫画家協会常務理事 / 一般社団法人マンガジャパン代表 / NPO 法人 アジア MANGA サミット運営本部代表 / デジタルマンガ協会会長 / 大阪芸術大学キャラクター造形学科学科長など。

  • 選書委員

  • 菊池 健
    Takeshi Kikuchi

    トキワ荘プロジェクト マンナビ編集長

    1973 年東京生まれ。専門商社、IT ベンチャー等を経て、2010 年 1 月 NEWVERY に入職。NEWVERY では漫画家支援のトキワ荘プロジェクト、京都版トキワ荘事業ディレクターを 2015 年末まで務める。現在同法人クリエイティブ事業部マンナビ編集長兼高等教育事業部クリエイティブ領域・産学連携担当。

  • 佐渡島 庸平
    Youhei Sadoshima

    株式会社コルク 代表取締役社長

    2002 年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16 歳の教科書』などの編集を担当する。2012 年に講談社を退社し、クリエイターのエージェント会社、コルクを設立。現在、漫画作品では『オチビサン』『鼻下長紳士回顧録』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『テンプリズム』(曽田正人)、『インベスター Z』(三田紀房)、『ダムの日』(羽賀翔一)、小説作品では『マチネの終わりに』(平野啓一郎)の編集に携わっている。
    twitter @sadycork

  • 藤本 由香里
    Yukari Fujimoto

    明治大学 国際日本学部教授

    専門は「漫画文化論」「ジェンダーと表象」など。2007 年まで筑摩書房で編集者として働くかたわら、コミック・セクシュアリティなどを中心に評論活動を行う。2008 年より明治大学へ。講談社漫画賞・手塚治虫文化賞・メディア芸術祭マンガ部門等の選考委員を歴任。最近ではとくに、マンガの国際比較や海外市場調査などを行っている。著書に『私の居場所はどこにあるの?』(朝日文庫)、『快楽電流』(河出書房新社)『少女まんが魂』(白泉社)、『愛情評論』(文藝春秋)など。近著に『きわきわ』(亜紀書房)がある。

  • 細田 尚子
    Naoko Hosoda

    株式会社MANTAN 「MANTANWEB」 編集長

    1965 年生まれ、東京都出身。1988 年、法政大学社会学部卒。卒業論文のテーマは 「鳥獣戯画からぼのぼのまで~動物マンガの潮流と変遷」。2002 年、毎日新聞社デジタルメディア局に入社。2007 年、毎日新聞デジタル設立により、同社の社員となる。2012 年 11 月、ポップカルチャーの総合情報サイト「まんたんウェブ」編集長に就任。

  • 山内 康裕
    Yasuhiro Yamauchi

    マンガナイト代表 / レインボーバード合同会社 代表社員

    1979 年生。法政大学イノベーションマネジメント研究科修了(MBA in accounting)。2009 年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し代表を務める。2010 年にはマンガ関連の企画会社「レインボーバード合同会社」を設立し、マンガに関連した施設・展示・販促・商品等のコンテンツプロデュース・キュレーション・プランニング業務等を提供している。主な実績は「立川まんがぱーく」「東京ワンピースタワー」「池袋シネマチ祭 2014」等。「日本財団 これも学習マンガだ!」事務局長、「一般社団法人 さいとう・たかを劇画文化財団」理事、「一般社団法人 国際文化都市整備機構」監事も務める。WEB メディア「DOTPLACE」にて『マンガは拡張する』シリーズを連載中。

  • ヤマダ トモコ
    Tomoko Yamada

    マンガ研究者 / 米沢嘉博記念図書館

    1967 年生まれ。富山県高岡市出身。明治大学米沢嘉博記念図書館展示・イベント担当スタッフ。日本マンガ学会理事。2013 年「バレエ・マンガ~永遠なる美しさ~」展総合監修、2015 年「『描く!』マンガ展」展示構成アシスタント・図録編集などマンガ展の仕事や、少女マンガ関係のライター仕事が多い。

  • 本山 勝寛
    Katsuhiro Motoyama

    作家 / 日本財団パラリンピックサポートセンター 広報部ディレクター

    東京大学工学部システム創成学科卒業、ハーバード教育大学院国際教育政策専攻修士課程修了。日本財団で広報グループ、国際協力グループを経て現職。同財団で、新規事業「これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~」を立ち上げる。著書に、『マンガで鍛える読書力』(サン マーク出版)、『頭が良くなる!マンガ勉強法』(ソフトバンク文庫)、『一生伸び続ける人の学び方』(かんき出版)、『16 倍速勉強法』(光文社)など多数。BLOGOS ブロガーとして教育やマンガについても政策提言や批評活動を行う。

  • 中村 伊知哉
    Ichiya Nakamura

    慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授

    1961 年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984 年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。通信・放送融合政策、インターネット政策を政府で最初に担当するが、橋本行革で省庁再編に携わったのを最後に退官し渡米。1998 年 MIT メディアラボ客員教授。2002 年スタンフォード日本センター研究所長。2006 年より慶應義塾大学教授。内閣府知的財産戦略本部委員会座長、内閣府クールジャパン戦略会議、文化審議会著作権分科会小委などの委員を務める。CiP 協議会理事長、デジタルサイネージコンソーシアム理事長、映像配信高度化機構理事長、超人スポーツ協会共同代表、デジタル教科書教材協議会専務理事、吉本興業社外取締役、ミクシィ社外取締役などを兼務。著書に『コンテンツと国家戦略』(角川 Epub 選書)、『中村伊知哉の新世紀 IT ビジネス進化論』(ディスカバリートゥエンティワン)など多数。
    http://www.ichiya.org
    Twitter @ichiyanakamura
    Facebook 中村 伊知哉

  • 由利 耕一
    Koichi Yuri

    元マンガ編集者

    1947 年、函館市生まれ。1972 年、講談社入社。週刊少年マガジンで『変身忍者嵐』『釣りキチ三平』『愛と誠』『三つ目がとおる』、ヤングマガジンで『AKIRA』『攻殻機動隊』などを担当。ミスターマガジン、月刊アフタヌーンで編集長を務める。現在、大阪芸術大学キャラクター造形学科客員教授。