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蟲師

蟲師 むしし

著者
漆原 友紀
出版社
講談社
発刊状況
完結

あの世とこの世を繋ぐ蟲

“もうひとつの世界”に見る日本人の死生観と身体性

推薦コメント

(むし)とは「生命そのものに近いもの」。この世とあの世をつなぐものでもあり、その接点が蟲師である主人公だ。作中では、「この世」と「あの世」の中間にある世界を蟲という存在を通じて表現している。蟲のいる場所、形状、特徴はさまざま。形や存在が曖昧。見える人と見えない人がいる。あの世とこの世の媒介者であるが故、人の生死にかかわる問題の原因になっている。目に見えない世界の存在を感じることのできる作品。日本人の身体性や死生観など様々な感性について考えるきっかけになるだろう。

山内 康裕(一般社団法人マンガナイト/レインボーバード合同会社 代表)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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