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王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜

©大河原遁/集英社

王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜 おうさまのしたてや さると・ふぃにーと

小学生からOK
著者
大河原遁
出版社
集英社
発刊状況
完結

職人は“知識”でできている

孤高の日本人仕立て屋が、スーツの本場イタリアで活躍

推薦コメント

「おしゃれな人」とは、どういう人のことだろうか。一般的には、それは「センスのいい人」であり、「TPOに合わせた服装ができる人」だと考えられる。では、「センス」とはいったい何か? 「TPOに合わせた服装」って具体的には? その答えを、この作品は教えてくれる。主人公は腕利きの仕立て屋。仕立て屋というのは「職人」の一種だ。職人というと技術でその身を立てているイメージが強いが、それだけではない。彼らの技術は、対象への深い知識に裏打ちされたもの。結局のところ「センス」というものも、その知識の集積なのだ。エンタテインメントとして極上の物語を楽しみながら、そんな職人の「知識」へのこだわりを知ることができる。読んでいるうちに、カッコよくスーツを着こなせるようになるマンガだ。

佐渡島 庸平(株式会社コルク 代表取締役)

  • デジタル版全32巻 発売中
  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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