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プロチチ

プロチチ ぷろちち

小学生からOK
著者
逢坂みえこ
出版社
講談社
発刊状況
完結

僕にしかできない育児がある

アスペルガー症候群のパパが初めての子育てに奮闘

推薦コメント

子育ては大人の思い通りに進むことはまずない。育休明けで職場復帰した編集者の妻・徳田花歩。0歳児の息子の世話は現在無職の夫・直(なお)に任されることになった。直にとって、ただでさえ慣れない育児に家事、さらに直はこれまで自覚はなかったが、アスペルガー症候群だった。息子の育児に真正面から向き合い、格闘する日々を送るうち、直が父親としての使命に目覚め、“プロチチ”になっていく姿を描く育児(育親)マンガ。「予定外のことが起こるとパニックになる」性質を持つアスペルガー症候群の人にとって、予定通り進むことがまずない子育ては相当苦痛に違いない。しかし、直は持ち前の論理的思考で創意工夫を凝らし、息子を泣き止ませたり、寝かしつけたりできるようになる。明るく、楽天家の妻のキャラクターも好印象。本作を読むと、子育ての知識はもちろん、アスペルガー症候群との付き合い方まで分かり、子育ては楽しいものと認識を新たにする。

細田 尚子(株式会社 MANTAN 元総編集長)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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