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ブラック・ジャック

ブラック・ジャック ぶらっく・じゃっく

小学生からOK
著者
手塚 治虫
出版社
秋田書店
発刊状況
完結

医師の苦悩と生命哲学

医療が生きものの生き死にを自由に決める是非を問う

推薦コメント

無免許だが天才的な腕を持つ外科医、通称ブラック・ジャックが難病や困難な外科手術を成功させ法外な報酬を要求するという医療マンガ。通信網が現代ほど発達していない1970~80年の連載当時、「人面瘡」などの難病や外科手術の専門的な知識を得られただけでなく、医師の考え方、苦悩なども描かれ、読者の生き方を左右するほど内容が濃かったと記憶している。とくに子供の頃に瀕死の重傷を負ったものの本間丈太郎医師の尽力によって九死に一生を得て、それがきっかけで医師となった間黒男(ブラック・ジャック)に、本間医師が死に際、「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」と問いかけた言葉は生命というものを深く考えさせられる。

細田 尚子(株式会社 MANTAN 元総編集長)

  • 発刊状況は2020年10月1日時点のものとなります。

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#これも学習マンガだ

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