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3芸術

©大童澄瞳/小学館
映像研には手を出すな! えいぞうけんにはてをだすな
小学生から OK
- 著者
- 大童 澄瞳
- 出版社
- 小学館
- 発刊状況
- 未完
女子高生のアニメ制作部活闘魂記
親や学校とせめぎあいながら、夢をアニメに実装すべく奮闘する
- ※発刊状況は 2020 年 10 月 1 日時点のものとなります。
- ※小学生から OK はあくまで委員会の判断による目安となります。
推薦コメント
女子高生の部活闘魂記であり、アニメの創作日記であり、空想+妄想のメカSF。その三様のミックスが魅力である。空想力と作画力に秀でているがコミュニケーションに若干の難がある子。同じく作画力があり、華がある読者モデルでセレブであるゆえに悩む子。ビジネスだけに興味があるプロデューサ気質の子。オタク世界をあえて三様の女子に担わせた。2050年の設定ながら、バラックの部室に銭湯に、「あっとおどろくタメゴロー」など昭和のセリフ。妄想とアニメに登場するのも、プロペラ、チェーンソー、キャタピラ、ロボットなど油臭いメカばかり。それは、いつでもあり、どこでもある。悪者やイヤな大人がいるわけではない。大事件が起きるわけでもない。それでも親や学校とせめぎあいながら、彼女たちは夢をアニメに実装すべく奮闘する。緻密なメカと壮大な妄想を現実空間に融合させる独特の作風を見事に映像化した湯浅政明監督のアニメ版も秀逸。
中村 伊知哉(iU学長)
中村 伊知哉
Ichiya Nakamura
iU学長
1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。1998年 MITメディアラボ客員教授。2002年 スタンフォード日本センター研究所長。2006年 慶應義塾大学教授。2020年4月よりiU(情報経営イノベーション専門職大学)学長。内閣府知的財産戦略本部、文化審議会著作権分科会小委などの委員を務める。CiP協議会理事長、吉本興業ホールディングス社外取締役、理化学研究所AIPセンターコーディネーター、東京大学客員研究員、慶應義塾大学特別招聘教授などを兼務。著書に『超ヒマ社会をつくる』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略〜ソフトパワーと日本再興〜』(角川EPUB選書)、など多数。